【2023年】日本版「ダウの犬」投資法のやり方

こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256

ダウの犬投資法を日本株でもやってみたいけど、どの銘柄を選定すればいいのかわからない。

米国株ではNYダウという有名な株価指数がありますが、日本株ではどんな株価指数を参照すればいいのかわからないですよね。実は日経平均ではないんです。

 

 

本記事では、初心者でもかんたんに銘柄選定から日本版のダウの犬投資ができる方法を解説しています。

 

この記事でわかること
  • ダウの犬投資法を日本株でする方法がわかる
  • 日本株の裁量投資が苦手な方
  • インカムとキャピタルをバランスよく得たい方

 

日本株でもダウの犬投資法で高配当投資を楽しむことができますので、最後まで読んでみてください。

 

ダウの犬とは?

12月末にNYダウを配当利回り順に並び変えて、上位10銘柄を均等額で投資する手法です。

1年間ポジションは変更せず、1年後に再度並び変えて投資を繰り返し行います。

詳細はこちらの記事で解説していますので、興味があれば見てください。

【2023年】「ダウの犬」投資法でかんたん米国個別株投資こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256 米国個別株投資を始めたいけど、銘柄選びが難しくてわからない! ...

 

日本株で高配当上位10銘柄の選定方法

日本株でダウの犬投資法を実践するには「TOPIX コア30」を代用します。

TOPIX コア30を代用する理由

東証プライム上場全銘柄のうち、時価総額や流動性が高い30銘柄で構成されているためです。

NYダウも超大型株(=時価総額が大きい)の集まりなので、「TOPIX コア30」が代用するのにぴったりな株価指数になります。

「TOPIX コア30」を配当利回り順に並び変えするわけですが、こちらのサイトが選定に便利です。

 

配当利回り順に並び変えた結果はこちら

コード 銘柄 2021年
年末価格
2022年
年末価格
配当利回り 2022年
年間リターン
9434 ソフトバンク 1,379 1,488 5.78% 8.50%
8411 みずほFG 1,402 1,856 4.58% 33.54%
4502 武田薬品工業 3,036 4,111 4.38% 33.74%
8316 三井住友FG 3,777 5,296 4.34% 41.73%
7267 ホンダ 3,165 3,032 3.96% -2.62%
8035 東京エレクトロン 64,960 38,880 3.81% -39.25%
8058 三菱商事(株) 3,556 4,283 3.62% 21.54%
8306 三菱UFJ 608 889 3.60% 48.38%
8766 東京海上HD 2,058 2,828 3.54% 37.85%
9433 KDDI 3,282 3,982 3.39% 22.21%

 

均等額投資した際の配当利回りは「4.10%」です。

 

仮に2022年の日本版ダウの犬投資法で1年間100万円を投資していた場合、評価額は128万円でした。

2022年日本版ダウの犬投資銘柄(+タップで展開)
コード 銘柄 2021年
年末価格
2022年
年末価格
配当利回り 2022年
年間リターン
8316 三井住友FG 3,777 5,296 5.60% 40.22%
8411 みずほFG 1,402 1,856 5.00% 32.38%
4502 武田薬品工業 3,036 4,111 4.70% 35.41%
8306 三菱UFJ 608 889 3.70% 46.22%
8766 東京海上HD 2,058 2,828 3.40% 37.39%
8031 三井物産 2,626 3,853 3.30% 46.73%
8058 三菱商事 3,556 4,283 3.20% 20.44%
7267 ホンダ 3,165 3,032 3.20% -4.20%
4503 アステラス製薬 1,855 2,006 3.00% 8.14%
9432 日本電信電話 3,069 3,762 2.90% 22.58%

均等額投資した際の配当利回りは「3.80%」です。

さらに配当金が3.80%ありますので収支+約131万円という成績です。

 

2022年の日経平均は-9.37%という結果を見ると、優秀であると言えます。

配当利回りが高く、リターンも良いためNYダウと同じくインカムとキャピタルを両方得られるバランスの取れた投資法です。

 

低リスクな高配当銘柄の選び方

高配当株銘柄をする上で、時価増額が大きい銘柄を買うとリスクが少ない投資ができます。

つまり、「TOPIX コア30」の時価総額や流動性が高い30銘柄で構成された中から選ぶ「ダウの犬投資法」は理にかなった投資法と言えます。

こちらの記事を参考にしました。

 

高配当投資をする上では「減配」というリスクを避けたいところです。

減配リスクを避けるには、少なくとも時価総額が大きい銘柄を買っておけば良いという考え方です。

 

配当は利益から出しているので、収益力がないと配当を出すことができません。

時価総額が高い企業を選んでおけば、ある程度収益力や財務が良い銘柄を選んでいることになるため、自動的に減配リスクを避けた投資をしていることになります。

 

「TOPIX コア30」は時価総額に着目して銘柄入れ替えをしているため、時価総額が小さくなれば構成銘柄から除外されます。

時価総額が高い銘柄で構成された「TOPIX コア30」から選ぶ高配当投資の「ダウの犬投資法」はとても良い選定方法と言えます。

 

少額から出来るミニ株(単元未満株)がおすすめ

少額から日本版「ダウの犬投資法」をしたければ、ミニ株(単元未満株)で購入することをおすすめします。

米国株は1株から購入できるのに対して、100株ずつしか買うことができないため、ある程度集まったお金がないと始めることができません。

また、株価が高い銘柄があると、投資法の均等額ができません。

 

2023年の銘柄を単元株で購入すると、約340万円必要です。

▼単元株で購入すると…

コード 銘柄 2022年
年末価格
購入株数 購入金額
9434 ソフトバンク 1,488円 200株 297,600円
8411 みずほFG 1,856円 200株 371,200円
4502 武田薬品工業 4,111円 100株 411,100円
8316 三井住友FG 5,296円 100株 529,600円
7267 ホンダ 3,032円 100株 303,200円
8035 東京エレクトロン 38,880円 100株 3,888,000円
8058 三菱商事(株) 4,283円 100株 428,300円
8306 三菱UFJ 889円 400株 355,600円
8766 東京海上HD 2,828円 100株 282,750円
9433 KDDI 3,982円 100株 398,200円
合計 3,377,550円

 

グラフを見るとわかるように、全て10%と均等額で購入できていません。

▼ポートフォリオを見てもこんな感じでバランスが少し悪いです。

※東京エレクトロン(8035)は1株4万円するため、100株買うとバランスが崩れるため除外しました。
※もし、東京エレクトロン(8035)を入れて均等額で投資すると3,400万円必要です…

 

ミニ株(単元未満株)で購入すれば、40万円から始めることができます。

もちろん、東京エレクトロン(8035)も入っています!

▼単元株で購入すると…

コード 銘柄 2022年
年末価格
購入株数 購入金額
9434 ソフトバンク 1,488円 26株 38,688円
8411 みずほFG 1,856円 21株 38,976円
4502 武田薬品工業 4,111円 9株 36,999円
8316 三井住友FG 5,296円 7株 37,072円
7267 ホンダ 3,032円 13株 39,416円
8035 東京エレクトロン 38,880円 1株 38,880円
8058 三菱商事(株) 4,283円 9株 38,547円
8306 三菱UFJ 889円 44株 39,116円
8766 東京海上HD 2,828円 14株 39,585円
9433 KDDI 3,982円 10株 39,820円
合計 387,099円

 

▼全て10%とキレイに均等額投資できています。

みみかき
みみかき
出来るだけ均等額に投資するには単元未満株が必要です。

 

実際にやってみるとわかるように、細かく購入できて均等額できるミニ株(単元未満株)は日本株版「ダウの犬投資法」に適した購入スタイルです。

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

ダウの犬投資法を日本株でする方法は、米国株とやり方は同じですが、NYダウの代わりに「TOPIX コア30」を使います。

時価総額が大きい銘柄に投資するため、減配の心配も少なく、低リスクで高配当投資できる特徴があります。

2022年に投資していた場合は日経平均より成績が良く高配当でした。

具体的なやり方
  1. 12月末にTOPIX コア30を配当利回り順に並び替え上位10銘柄を選別する。
  2. 選別した10銘柄にミニ株(単元未満株)で均等額投資をする。
  3. ポジションは1年間変更しない。
  4. 1年後12月末に再度、配当利回り順に並び替え上位10銘柄を選別する。
  5. 配当金や売却益、追加資金を加味して、10銘柄に均等額投資をする。
  6. 1年毎に繰り返し行う。

日本株でも絶好調!インカムとキャピタルをバランスよく得られる日本版の「ダウの犬投資法」をぜひお試しください。