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【2023年】「ダウの犬」投資法でかんたん米国個別株投資

こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256

米国個別株投資を始めたいけど、銘柄選びが難しくてわからない!

米国株投資を始める初心者がどのように銘柄選定をすればいいのかわからず、なかなか投資に踏み切れない方が多いと思います。

 

 

本記事では、初心者でもかんたんに個別株投資ができる方法を解説しています。

 

この記事でわかること
  • つみたて投資だけで退屈な方
  • 米国個別株に挑戦したみたい方
  • インカムとキャピタルをバランスよく得たい方

 

本当にシンプルな投資手法で個別株投資ができるようになりますから、最後まで読んでみてください。

 

ダウの犬投資法とは?

ダウの犬投資法とは、NYダウの株価指数を配当利回りが高い順番に並び変えて、上位10銘柄を均等に投資する方法で、大型株の安心感と高配当による配当再投資ができるシンプルな投資手法です。

NYダウはアメリカを代表する厳選された30社で成長性や知名度が高い超大型株の集まりなので、ダウの犬投資法は、超優良企業から選ぶため、非常に選びやすく失敗が少ないのが特徴です。

2022年ダウの犬投資法の成績はNYダウに比べても優れていました。

  • NYダウ:-8.6%
  • ダウの犬:-1.8%

2022年は株式にとっては厳しい年でしたから、-1.8%の損失に抑えることができているのはとても優秀です。

実際に2022年のダウの犬に投資した個別銘柄の成績を見てみると、悪い銘柄と優れた銘柄が分かれています。

▼2022年の「ダウの犬」運用成績

ティッカー 会社名 2021年
年末価格
2021年末
配当利回り
年間リターン
DOW Dow 56.72 4.94% -10.70%
VZ Verizon 51.96 4.93% -24.40%
IBM IBM 133.66 4.91% 5.50%
CVX Chevron 117.35 4.57% 52.00%
WBA Walgreens 52.16 3.66% -28.20%
MRK Merck 76.64 3.60% 44.60%
AMGN Amgen 224.97 3.45% 16.90%
MMM 3M 177.63 3.33% -32.10%
KO Coca-Cola 59.21 2.84% 8.00%
INTC Intel 51.5 2.70% -49.10%

配当利回りは「3.89%」でした。

評価額は-1.8%でマイナスですが、 配当金があるので、2022年のダウの犬投資法は、結果プラスで終わってるんです!

さて、ここからは具体的な投資手法を解説します。

年末最終取引日時点でNYダウの30銘柄から配当利回り順に並び変えて上位10銘柄を選別します。

銘柄選定するために、以下のサイトでの確認が便利です。

 

右から2,3列目が2022年末時点の価格と配当利回りなので、配当利回りを高い順に並び変えます。

 

▼2022年末の配当利回り上位10銘柄

ティッカー 会社名 2022年
年末価格
配当利回り 2022年
リターン
VZ Verizon 39.26ドル 6.65% -24.40%
INTC Intel 26.19ドル 5.57% -49.10%
DOW Dow 50.65ドル 5.53% -10.70%
WBA Walgreens 37.47ドル 5.12% -28.20%
MMM 3M 120.57ドル 4.94% -32.10%
IBM IBM 141.06ドル 4.68% 5.50%
AMGN Amgen 262.95ドル 3.24% 16.90%
CSCO Cisco 47.5ドル 3.20% -25.00%
CVX Chevron 178.3ドル 3.19% 52.00%
JPM JP Morgan Chase 133.22ドル 3.00% -15.90%

 

10銘柄に均等投資した場合の予想配当利回りは「4.51%」です。

 

みみかき
みみかき
2022年は大きくやられた年なので配当利回りも高い!

 

配当利回り上位10銘柄に均等額投資を行います。

 

投資金額は「35万円以上」にしてください。

少なくとも各銘柄1株以上は購入できないとダウの犬投資法が、成立しませんので(;^_^A

 

投資金額別の1銘柄毎の購入株数と金額(+タップで展開)
ティッカー 50万円 100万円 300万円
VZ 9株 19株 58株
45,934円 96,972円 296,020円
INTC 14株 29株 88株
47,666円 98,736円 299,614円
DOW 7株 15株 45株
46,092円 98,768円 296,303円
WBA 10株 20株 61株
48,711円 97,422円 297,137円
MMM 3株 6株 19株
47,022円 94,045円 297,808円
IBM 2株 5株 16株
36,676円 91,689円 293,405円
AMGN 1株 2株 8株
34,184円 68,367円 273,468円
CSCO 8株 16株 48株
49,400円 98,800円 296,400円
CVX 2株 4株 12株
46,363円 92,726円 278,179円
JPM 2株 5株 17株
34,637円 86,593円 294,416円

※ドル円レート130円換算

 

購入したら、1年間売買せずそのままにします。

1年後の年末に、再度NYダウの30銘柄を配当利回り順に並び変えて、リバランスします。

ダウの犬のリバランスとは「並び変えた銘柄に均等額投資を行うこと」です。

 

具体的なリバランス方法
  1. NYダウを配当利回り順に並び替えて、10銘柄選定する。
  2. 選別した10銘柄に含まれていない保有銘柄を売却する。
  3. 売却益や配当金、追加資金を含めて、均等額になるように、10銘柄に均等額になるように調整して購入する。

保有中の銘柄をいったん全て売却して、改めて10銘柄を均等額投資しても良いのですが、売買手数料がかかってしまうので、選別して含まれていない銘柄のみ売却して、投資額のバランスを整えた方が手数料が少なく済みます。

 

この作業を毎年繰り返し行うのが、「ダウの犬投資法」です。

 

投資信託や自動売買で退屈な方に。

ダウの犬投資法は、積立投資と違った投資を楽しむことができます。

投資が好きで、もっといろんなことにチャレンジしてみたい方の始めの一歩にもなります。

投資信託の積立投資はほったらかし投資とも言われているので一度積立設定したら後は何もすることはありません。

 

みみかき
みみかき
積立投資だけだと退屈過ぎて、他の投資にも手を出しています。

 

積立投資が投資への入り口とするならば、ダウの犬投資法が個別株投資の入り口になると思っています。

 

年1回の個別株購入だけでなく、投資信託では得られない、配当金も年4回ほど受け取る楽しみがあります。

▼2023年に配当を受け取れる月

ティッカー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
VZ
INTC
DOW
WBA
MMM
IBM
AMGN
CSCO
CVX
JPM

※配当を受け取れない月は「3月」「6月」「9月」「12月」のみ

 

ちなみに2022年末の銘柄で得られる予想配当金はこんな感じ。

ティッカー 50万円 100万円 300万円
VZ 3,055円 6,449円 19,685円
INTC 2,655円 5,500円 16,688円
DOW 2,549円 5,462円 16,386円
WBA 2,494円 4,988円 15,213円
MMM 2,323円 4,646円 14,712円
IBM 1,716円 4,291円 13,731円
AMGN 1,108円 2,215円 8,860円
CSCO 1,581円 3,162円 9,485円
CVX 1,479円 2,958円 8,874円
JPM 1,039円 2,598円 8,832円
配当金合計 19,998円 42,267円 132,467円
配当利回り 4.58% 4.57% 4.53%

 

 

積立投資だけで退屈な方もダウの犬投資法なら、個別株を買うだけでなく、配当金という楽しみが出るのもいいですね。

 

米国株初心者にぴったり!

ダウの犬投資法は、決められた手順、銘柄分散して個別株投資できるため、米国株初心者におすすめです。

とりあえず個別株投資にチャレンジしてみたい!と思ったら、まず「ダウの犬投資法」から個別株投資を始めるのもいいと思います。

決まった銘柄選定なので、銘柄選びに時間を費やしません。

ダウの犬投資法はNYダウと同等以上のパフォーマンスがあり、10銘柄に銘柄分散されていますから、過度なリスクを心配せずに個別株投資ができます。

 

投資格言に「たまごは一つのカゴに盛るな!」がありますよね。

少ない銘柄(カゴ)に投資(たまご)を集中してしまうと、損失の割合が大きくなってしまう例えです。

初心者の方だとつい、利益が出ている一つの銘柄を信じて集中投資しまいがち…。

 

ダウの犬投資法では分散投資する利点、理解を深めることが運用しながら身をもってわかるようになります。

購入した銘柄すべてプラスになるわけでなく、マイナスになる銘柄を含めてトータルで勝つことを考えれば良いのです。

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

ダウの犬投資法は、超優良企業のNYダウ銘柄から配当利回り上位10銘柄に均等投資する手法です。

NYダウより配当利回りが高く、キャピタルゲインも狙えて、個別株投資初心者にとてもおすすめな投資手法です。

また、投資金額は各銘柄最低1株以上購入できるように35万円以上としてください。

具体的なやり方
  1. 12月末にNYダウ配当利回り順に並び替え、上位10銘柄を選別する。
  2. 選別した10銘柄に均等額で投資する。
  3. 1年後のNYダウ配当利回り上位10銘柄を選別する。
  4. 配当金や売却益を加味して、選別した10銘柄に均等投資する。

インカムとキャピタルをバランスよく得られる「ダウの犬投資法」をぜひお試しください。