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代用有価証券FXでも現金を使うメリット

みみかき
みみかき
株を証拠金にする代用有価証券でなぜ現金を使うといいのか解説します。

 

こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256

代用有価証券FXでは現金不要で取引できるけど、本当に現金を使う必要がないでしょうか。

 

この記事を書いている人

 

この記事でわかること
  • 現金を使うと証拠金不足を解消できる。
  • 株式が少なくてもすぐにFX取引できる。

 

この記事を読むことで代用有価証券FXを効率よく運用することができるようになりますから、是非最後までご覧ください。

それではよろしくお願いします。

代用有価証券FXで現金を使うとすぐに始められる。

当ブログの代用有価証券FXはトラリピと同様の手法で運用しています。

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始めたばかりでは、株だけで運用すると「証拠金が足りない」ってことになる方もいると思います。

 

証拠金を株だけでなく現金も併用することで、証拠金不足をかんたんに解消することができます。

 

現金を使わないからいいのに…

 

って声も聞こえそうですが、通常より現金が少なく済みます。

 

なぜ現金を併用するかと言うと…

 

現金は「株式の掛目」や「株価下落」を考慮しなくて良いからです。

 

株を証拠金にする場合、「掛目」「株価下落」を考慮してFXポジションを持つ(証拠金を計算する)必要があります。

 

「掛目」は固定で、ほとんどの証券会社では株式評価額の70%を証拠金として使えます。

「株価下落」も考慮しないと○○ショックなどの株式の含み損でFX取引の証拠金不足となりロスカットされてしまいます。

 

そこで「掛目」「株価下落」を考慮しなくて良い現金を併用することで、ポジションを多く持つ(証拠金不足を解消する)ことができます。

 

運用資金100万円で代用有価証券FXをした場合を例にFXで使える証拠金を算出しました。

条件
  • 運用資金:100万円
  • 掛目:70%固定
  • 株価下落:0~60%※

※S&P500のリーマンショック時、最大下落率約60%を考慮してシミュレーション

 

▼運用資金100万円で使える証拠金

 

株価下落を60%考慮した場合

  • 現金100%と比べて、株式100%の場合は72%証拠金が減ってしまいます。

現金50%(50万円)持っている場合

  • 現金100%と比べて、低減率を36%に抑えることができます。

 

株式だけで代用有価証券FXをすると、下落を考慮するほど、現金と乖離してポジションが多く持てません。

現金を保有することで、証拠金の低下を緩和し、代用有価証券FXを運用することができます。

 

株式の保有額が大きくなれば、現金比率を小さくして株式のみで運用すれば良いです。

 

現金を併用すると理論上、利回りが向上する。

現金も使うと、FXだけで運用するより利回りが向上するシミュレーション結果になりました。

もちろん現金を使わなくても、高い利回りが期待できます。

 

現金は株式の掛目、株価下落を考慮しなくて良いため、FXの設定に資金の100%を使えるからです。

では、実際に現金を併用した時の代用有価証券FXの年間利回りをシミュレーションして確認してみます。

シミュレーションした条件は以下の通りです。

条件
  • 掛目:70%
  • 株式下落:10~60%
  • 株式利回り:3~10%
  • FX利回り:10%固定

シミュレーション結果が10%以上あれば、同じ資金でFXより利回りが高いことを示します。

 

まずは、株式100%で代用有価証券FXをした時のシミュレーション結果です。

株式100%では、株式の利回りが7%以上あれば、株価下落を50%考慮してもFX単体で運用するより利回りが高いことがわかります。

株式の利回りはそのまま反映されますが、FXでは使える証拠金が減ってしまうため、代用有価証券FXの利回りはFXより低くなってしまいます。

 

 

次に株式と現金を2:1の割合で運用した場合はどうなるでしょうか。

現金を資金の33%入れておくことで、利回りがだいぶ改善できたことがわかります。

 

ちなみに過去100年のS&P500、年平均利回りは「7.65%」です。

理論上、代用有価証券FXなら13%以上は狙えそうです。

 

現金を併用することで、株価下落時のリスクだけでなく、利回りを大きく向上できることがわかりました。

 

実際の設定で確認してみる。

当ブログ作成の「代用FX注文管理シート」を使うことで、現金と株式の割合を確認することができます。

当ブログの代用有価証券FXはトラリピ注文と同じ要領で設定し、リピート機能がないため、注文は全て手動で行っています。

エクセルシートの使い方はこちらの記事をご覧ください。

代用有価証券FX用管理シートの使い方 こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256 当ブログで紹介する代用有価証券FXの取引手法はFX...

 

実際に以下の設定をあてはめて現金がどのくらい必要なのか確認してみました。

通貨ペア ユーロポンド
売買
レンジ 0.8474~0.9774
ロスカットレート 0.9800
本数 26本
通貨量 1,000通貨

 

「代用FX注文管理シート」に以下の条件で入力してみました。

条件
  • ポンド円想定レート:175円
  • 掛目:70%
  • 株式下落率:50%
  • 現金:0円
  • 現在の株式保有額:約68万円

 

▼管理シート入力結果

 

全体の必要現金資金は「473,637円」です。

株式だけは証拠金「240,425円」となり、足りません。

▼株式だけでは証拠金不足

 

そこで現金を25万円入れてみると、証拠金不足を解消できることがわかりました。

▼現金25万円入れると証拠金が足りる

 

ちなみに株式だけで証拠金をまかなおうとすると、約140万円分購入しなければ足りない計算になりました。

▼株式だけで証拠金満足するには約140万円分の購入が必要

 

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

代用有価証券FXで現金を併用するメリットを解説しました。

現金併用するメリットをおさらい
  • 代用有価証券FXをすぐに始められる。
  • 株式保有額が大きくなれば、現金比率を下げて株式のみにする。

最初から全て株式で運用するとポジションを多く持てない場合があるので、現金を併用して、代用有価証券FXをしっかり運用しましょう。