【投資信託】S&P500配当貴族指数はポートフォリオに組み入れるべきか?

こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256

今回は話題のS&P500配当貴族指数の投資信託「Tracers S&P500配当貴族インデックス」についてです。

私はポートフォリオに組み入れることを決めました。

この記事でわかること
  • S&P500配当貴族指数とは?
  • どのくらい投資するか?

2022年の金利上昇で高配当株が人気ですが、何故配当貴族指数をポートフォリオに入れることにしたのか?解説します。

それでは、よろしくお願いします。

Tracers S&P500配当貴族インデックスとは?

日興アセットマネジメントから発売された投資信託です。

運用方針

「S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指して運用を行う。

米国株の優良銘柄が集まったS&P500の中でも、連続して増配している企業のみを投資対象としたインデックスファンドです。

ファンド概要

この投資信託の特徴は「信託報酬の安さ」にあると考えています。

設定日 2022年10月28日
信託報酬 0.1155%
決算日 11月16日
為替ヘッジ なし

 

米国配当貴族指数の投資信託は多くありますが、信託報酬の安さは群を抜いています。

信託報酬が安く、投資信託で人気の「楽天VTI」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と差がありません。

ファンド名 信託報酬
TracersS&P500配当貴族
インデックス(米国株式)
0.12%
米国株式配当貴族
Funds-i
0.55%
米国株式配当貴族
(年4回決算型)
0.55%
SMT米国株配当貴族
インデックス・オープン
0.61%
楽天VTI(参考) 0.162%
eMAXIS Slim
米国株式(参考)
0.0968%

 

構成銘柄

参考にした記事はこちらです。

 

そもそも「S&P500配当貴族指数」とは…

S&P500指数の構成銘柄から25年以上連続で増配している企業だけに投資

 

条件に当てはまる企業は「64銘柄」あります。

構成銘柄の時価総額上位10社


出典:日興アセットマネジメント

ジョンソンエンドジョンソンやP&G、コカ・コーラなどの50年以上配当を増やし続けた証の「配当王」銘柄が含まれています。

 

株式市場の下落や景気悪化が懸念されても増配し続ける「S&P500配当貴族指数」は今後も安定した配当を出し続ける優良な株価指数です。

 

ちなみに日本の上場企業の中で、25年以上増配してきたのは「花王(4452)」の1社のみです。

 

組入割合

S&P500配当貴族指数の組入割合方式は「均等分配」となっています。

つまり、1銘柄毎の組入割合は「約1.56%」です。

ちなみにS&P500は「時価総額加重平均(=時価総額が大きいほど割合も大きくなる」です。


出典:日興アセットマネジメント

 

S&P500指数にある配当銘柄の割合は時価総額順になると少なくなってしまいます。

 

セクター別構成

セクター別の構成を他のインデックスを比較しました。

セクター 配当貴族 S&P500 VTI
生活必需品 21.8% 6.9% 5.8%
資本財 19.2% 8.3% 13.2%
素材 12.8% 2.5% 2.1%
金融 11.0% 11.4% 11.8%
ヘルスケア 10.3% 15.3% 14.4%
一般消費財 7.7% 10.9% 14.3%
公共事業 4.9% 3.0% 3.3%
情報技術 4.8% 26.3% 23.9%
不動産 4.5% 2.6% 3.3%
エネルギー 3.0% 5.4% 5.5%
通信サービス 0.0% 7.4% 2.4%

 

配当貴族指数とS&P500、VTIとは全く構成が違うのがわかります。

配当貴族指数は生活必需品やヘルスケア、公共事業などの不況や下落耐性に強いディフェンシブ銘柄を中心に構成されていて、配当が少ない情報技術の少なさが目立ちます。

 

パフォーマンス

2000年を100として配当貴族指数とS&P500指数のパフォーマンスを確認してみました。


出典:楽天経済研究所

 

長期的な視点ではパフォーマンスはS&P500を大きく上回っていることがわかります。

 

2000年以降の年間騰落率を比較したグラフがあります。

出典:日興アセットマネジメント

全体的に下落した2002年や2008年はS&P500指数に比べて下落率を抑えられたのはもちろん、他の年でもパフォーマンスに大差ありません。

 

直近2022年を振り返っても堅調な値動きであることがわかります。

▼2022年のパフォーマンス

 

下落相場にも強くて、長期では代表するS&P500指数を上回る配当貴族指数はポートフォリオに組み入れたいインデックスです。

VTI・S&P500と相性が良い

現在VTIやS&P500に連動した投資信託に積立投資している方が多いと思うので、前提としてお話します。

パフォーマンスを見ると、配当貴族指数だけで良いと思われますが、主軸は全米にまるっと投資できるVTIに連動した投資信託がおすすめです。

VTIの構成銘柄は約4000銘柄に対して、配当貴族指数は64銘柄と長期投資として分散効果が薄いかなと感じています。

しかし、下落局面にも強い銘柄である配当貴族指数をVTIとポートフォリオに加えることで、下落局面に強く、パフォーマンスも向上が期待できると考えます。

 

そこで、配当貴族指数とVTIを半分ずつ組み入れた場合を考えてみました。

セクター別割合はこんな感じになりました。

セクター 配当貴族+VTI 配当貴族 VTI
生活必需品 14.4% 21.8% 5.8%
資本財 13.8% 19.2% 13.2%
素材 7.7% 12.8% 2.1%
金融 11.2% 11.0% 11.8%
ヘルスケア 12.8% 10.3% 14.4%
一般消費財 9.3% 7.7% 14.3%
公共事業 4.0% 4.9% 3.3%
情報技術 15.6% 4.8% 23.9%
不動産 3.6% 4.5% 3.3%
エネルギー 4.2% 3.0% 5.5%
通信サービス 3.7% 0.0% 2.4%

 

半分ずつ投資することでセクター割合の偏りが無くなりましたね。

 

金利上昇に弱い情報技術セクターの割合をが少なくなることで、株価下落を抑えて、安定したパフォーマンスが期待できるポートフォリオが出来上がります。

 

まとめ

S&P500配当貴族指数の投資信託について解説しました。

  • 配当貴族指数の中で最も信託報酬が安い
  • S&P500を上回るパフォーマンス
  • 下落相場に強いセクター構成
  • VTIとの組み合わせるとバランスが良いポートフォリオが出来る

参考にしていただければ幸いです。